ハムスターを飼おうとしている方、すでにかっている方にも、ハムスターの育て方をもう一度見直してみませんか?
とてもリーズナブルで手に入りやすいハムスター。可愛くて飼う方たくさんいますよね。ですが小さい体のハムスターは慎重に扱わないといけないので何気に難しかったりするんです。
健康でずっと一緒に過ごしていくためにも、しっかりと理解をし、ハムスター博士になるくらいの知識をつけていきましょう。
ハムスターの育て方について、ご紹介していきたいと思います。
ハムスターってどんな生き物?
ハムスターは、リスやビーバー、ねずみと同じげっ歯類に属しています。
穴を掘るのがとても得意で、野生のハムスターは砂漠などの乾燥地帯に穴を掘って生息しています。
2〜3mの深さの穴に寝室や貯蔵庫、トイレなどを作るという、意外としっかりと巣をつくる動物なんです。
可愛らしい印象ですが、単独行動で激しい縄張り争いをする気性の激しさもあります。
性格は臆病で警戒心が強いのが特徴ですが、人間の1歳児の知能があると言われていて、十分に飼い主に懐いてくれます。
そして、夜行性の動物なので夕方から夜にかけて一緒に遊んであげるとハムスターは喜び、懐いてくれるでしょう。
ハムスターを飼うために必要な物
ハムスターは神経質で臆病なため、新しい環境に慣れるのに時間がかかり、かなりストレスになってしまいます。ハムスターを迎える前に飼育グッズをしっかりと準備し、快適に過ごせる環境作りをしておきましょう。
用意するものは
ケージ
金綱ゲージや、トンネル付きのものは事故に繋がる可能性がかなり高いので避けましょう。
シンプルなものがおすすめです。
また、複数飼う場合はそれぞれ別のゲージに入れてあげること。一緒に買うのは命に関わる可能性があるので絶対に避けてください。
回し車
運動不足解消、ストレス解消のために必須なアイテムです。それぞれのハムスターのサイズにあった回し車を選びましょう。
給水機
ハムスターに水分は必須です。ハムスターが濡れるのはかなり危険なので、口を付けると水が出てくるタイプのものを選びましょう。
巣箱
ハムスターの家になります。1番落ち着ける場所ということを意識しましょう。大きすぎ小さすぎず、ハムスターが3匹分入る程度のものにすると良いでしょう。
ハムスターのえさは?
ハムスターといえば、ひまわりの種のイメージがありますよね。でも実はひまわりの種は脂肪分が多いので、肥満や病気の原因になります。
ハムスター用のペレットを主食にし、ひまわりの種はおやつとして1日3〜5粒与えるようにしましょう。
また野菜を与える時は注意がかなり必要になります。与えすぎは下痢の元になります。
ハムスターにとって下痢は、死に繋がる可能性があるので、適量をしっかりと守ること。
玉ねぎ、長ネギ、チョコレート、アボカド、どんぐりは中毒症状を引き起こすので、絶対に与えてはいけません。
ハムスターの寿命はどのくらい?
ハムスターは自然界では捕食される側の生物であり、とても弱い立場にたる生き物です。
寿命はハムスターの種類によって異なりますが、
- ゴールデンハムスター、2年〜3年
- ジャンガリアン 2年〜2年半
- キャンベル 1年半~3年
- ロボロフスキー 2年〜3年
- チャイニーズ 2年〜3年
です。
大事に育てていれば、3年くらいは一緒に過ごせます。体も小さく病気にも弱いハムスターと長く暮らしていくには、快適な環境でストレスを与えず、栄養バランスを考えてえさを与えることが大切です。
また飼い始めたら、病院とペットホテルをサーチしておきましょう。
急に何かあった時のために把握しておくと、防ぐことも出来るからです。
また、深夜でもハムスターを受け付けてくれる病院も必ず調べておきましょう。
環境作り
フード皿、トイレなどの掃除はこまめにやること。ゲージの底材は3週間に1回新しいものに変えましょう。
ハムスターの飼育に適した温湿度は
温度20℃〜25℃、湿度40~70になります。
夏場の飼い方
ハムスターは暑さと寒さに弱い動物なため、エアコンなどで温湿度の調節が必要です。
ただし、エアコンに頼りすぎて、長時間冷房に当たると体調不良になってしまう為注意が必要です。
底材の量を減らして涼しくしてあげるのが良いでしょう。
餌なども腐りやすいので、毎日しっかりと掃除をするようにしましょう。
冬場の飼い方
ハムスターは冬毛にかわりふっくらした姿に変化します。
ただ、適温が20〜25℃なので常に暖房で保つ必要があります。深夜は特に冷え込むので、就寝後も温め続けるようにしましょう。
まとめ
ハムスターの育て方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
飼い始めるその瞬間から大切なのです。
ほかにも、ハムスターは大きな音を警戒するので、うるさくない場所に設置すること。
直射日光は絶対に避けること、ゲージ内にかじひきなどを置くようにして、ストレス解消できるようにする。
などと、果てしなく気をつけなければいけないことがあるので、飼い主はしっかりと調べることが大切です。
少しでも長く一緒に過ごせるように気をつけていきましょう。