飼育・飼い方

初めてハムスターを飼う人は知っておきたい飼育知識

ハムオ
ハムオ
今までペットショップにいたんだけど、ついに僕も飼われることになったよ!
ハム様
ハム様
お~、おめでとう!良い飼い主にだといいね。
ハムオ
ハムオ
僕の飼い方をちゃんと勉強しているかちょっと心配だよ~。

ハムスターたちからこのような不安の声が聞こえてきました。

ハムスターはとてもデリケートな生き物です。

素敵なハムスターライフを送るためにも、事前にハムスターの特性について調べておきましょう!

人間なら大丈夫な環境でもハムスターにとっては過酷なケースもあります。

これから初めてハムスターを飼う方なら必ず覚えておきたい知識をまとめました。

気温・湿度

ハムスターにとって快適な気温と湿度は以下の通りです。

気温 20~26℃
湿度 40~60%

ハムスターの種類や健康状態によって微妙な違いはありますが、健康なハムスターならこの気温と湿度を保つ必要があります。

ハムスター初心者の方は、病気持ちのハムスターを飼うのは得策ではありません。

病気のハムちゃんを救ってあげたいという気持ちも分かりますが、それはハムスター上級者に任せましょう。

エサ

初めて飼う場合、エサはペットショップで売っているものを与えてください。

野菜か果物を乾燥させたものが主流となっており、大きくなるまではそれだけで十分です。

ハムスターが小さい頃は、ペレットは固すぎて食べ残してしまうケースも多いです。

ペレット以外のエサをしっかり食べていれば問題ないので、エサの減り具合は毎日観察しましょう。

成年期になればペレットも食べてくれるハムスターもいるので気長に待ってみてください。

エサの量はハムスターの体重の10%程度を目安にすればいいと言われています。

ハムスターの体重が30gならば、エサの量は3gに調整しましょう。

さらに動物性たんぱく質も摂取する必要があるので、全体の1割はチーズ、カットビーフ、ミルワームなどを含めるようにしてください。

もちろん、ハムスター専用のエサを与えるようにしてくださいね。

ケージ

ケージを選ぶ時のポイントは

  • 広さ
  • 通気性
  • 安全性

を見なければなりません。

広さ

ハムスターの種類によって大きさが異なるので、適切なケージの大きさも異なってきます。

ゴールデンハムスター 60cm(横)×45cm(縦)×30cm(高さ)
ジャンガリアン 45cm(横)×30(縦)×25cm(高さ)
ロボロフスキー 45cm(横)×30(縦)×25cm(高さ)

これから飼おうとしている種類に合わせて、ケージは選んでくださいね。

ケージが狭すぎると、ハムスターが出たがって金網部分を噛んだり、隙間から脱走しようとします。

ハムスターにとっては大きなストレスになってしまうので、十分な広さを確保できるケージを選ぶようにしましょう。

野生のハムスターは1日に20km以上移動していたと言われており、元々活発的な生き物です。

たくさん運動が必要なので、回し車も設置してあげたほうがいいですね。

最近では回し車に代わるフライングソーサーも売り出されています。

ただし、これはメリーゴーランドみたいに円盤の上を走る仕様になっているので場所をとってしまいます。

初めのうちは回し車で様子を見るのが得策だと思います。

回し車の音が気になりそうですが、音が全くならない回し車もあるので心配しないでくださいねw

通気性

ケージを選ぶ時には通気性も超重要です。

当然ですがしっかり呼吸できるようにしてあげましょう。

よくプラスチックでできた衣装ケースをケージにしているのを見かけますが、自作でケージを作る時には必ず穴を空けるなどして通気性を確保してください。

ペットショップでは、金網製とプラスチック製が主流で売られています。

ハムスターに適した作りとなっているので、どちらも通気性は確保されているものがほとんどなので、初めて飼うなら自作よりもお店で売っているもので用意したほうがいいですね!

安全性

安全性とは、ハムスターが怪我をしないつくりになっているかどうかです。

安いからといって金網製のケージを飼うと、手足が挟まって骨折してしまう可能性があります。

なので、オススメはプラスチック製です。

ただ、プラスチック製でも微妙な隙間に手足を入れて登ることも考えられるので、ケージの細部まで観察して入念にチェックしましょう。

トイレ

ハムスターはとてもきれい好きです。

トイレは設置してあげてください。

設置しないと、ケージのそこらへんに撒き散らして掃除が大変になりますよw

しつけに失敗すると、回し車の上でうんちしてかなり汚れてしまい衛生上よくないので、トイレはしっかり覚えさせましょう。

トイレのしつけに関しては、他の記事でも解説しますね。

よくトイレじゃないところに用を足してしまうという悩みもみかけますが問題ない場合もあります。

ハムスターはエサを蓄える習性があり、うんちも栄養分が残っていたらエサの保管庫に蓄えることもあります。

また、おしっこも自分の匂いをつけてマーキングしているケースもあるので、トイレ以外のところに用を足すことはあります。

2,3日は触らないように

ペットショップで一目惚れしたハムスターを家に連れてきたら、あまりのかわいさで触りたくなる気持ちもわかります。

ですが、引っ越ししてから2~3日は触らないようにしてください。

ハムスターは、ただでさえ環境ががらっと変わってストレスがかかっています。

その状態で自分よりも大きな生き物にベタベタ触られたらどうでしょう?

恐怖以外のなにものでもないですよね。。。

まずは、環境に慣れてもらうためにもそっとしておいてください。

私もハム様が初めて家に来た時、見慣れない光景で驚いたのか30分くらいずっと鳴いていました。

何もないのにハムスターが鳴くことってあまりないので、かなりストレスがかかっていたのだと思います。

人間が思うよりもハムスターは順応性が高いので、1時間後にはどこにエサと水があるのかを把握して、使っていましたが。

触るとしても環境に慣れてからと言いましたが、できれば触る時間も最小限に抑えるようにしましょう。

でも、かまってあげないと寂しくなっちゃうんじゃない?

と思うかもしれません。

ですが、心配しないでください!

ハムスターは単独で生きていく生き物なので、寂しいと思うことはありません。

むしろ、触る回数が増えれば増えるほど寿命を縮めかねませんので、人間のほうから触らないにこしたことはないのです。

たまにハムスターのほうからエサを求めて手に乗って来る時はありますがw

まとめ

以上がハムスター初心者が最低限しっておきたい飼育情報でした。

ハムスターは小さくて場所をとらないから飼いやすいと思っている人も多いことでしょう。

確かに他の動物と比べれば、飼いやすいかもしれませんが、命を預かっている以上、ハムスターにとって最適な環境づくりに努めてくださいね!

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