ハムスターって生理はあるの？と思う方いますよね？結果から言ってしまうと、ハムスターに生理はありません。
しかし四足歩行で哺乳類である犬には生理があり、犬専用の整理用オムツも販売されています。
そこで今回はなぜ、ハムスターには生理が無いのか？発情期はいつなのか？生殖器付近での出血は何かの病気なのか？について詳しく説明していきたいと思います。
♢ハムスターはどうして生理が来ないの？
先程伝えた通り、ハムスターには生殖器から血が出るいわゆる、生理という現象は起こりません。
しかし、性周期は存在します。とっても難しい内容になってしまいますので、よく読んで理解していただけたらなと思います。
まず、ハムスターの性周期は、
- 未受精卵の成長
- 排卵、黄体形成
- 黄体退化
の順番で行われます。
人間の場合、この三番目で行われている、黄体退化の時期に使われることがなかった、子宮内膜剥がれ落ちることによって出血が起こり、生理がきます。
ちなみに黄体とは、排卵後に卵が変化したもので、妊娠しやすくなったり、妊娠したらその状態を維持してくれるためのホルモンを出してくれる役割をもっています。
それではハムスターはどうなるのでしょう？
剥がれ落ちた子宮内膜は外に出ることなくそのままハムスターの体内で吸収されるので、出血はなく生理は来ないということになります。
ハムスターは生後2ヶ月半くらいで生殖機能が大人になり、生後3ヶ月から、妊娠、出産の適応年齢になります。
その性周期は適齢期になる頃には安定して、4日に1回排卵をする、いわゆる発情期を迎えることになります。
♢ハムスターの発情期とは？
ハムスターは発情期になると、生殖器付近から乳白色のものを出します。
この分泌液は、人間の我々でも感じ取れるほどとても臭いが強烈です。
小型のジャンガリアンハムスターなどは気づかないが、大型のゴールデンハムスターなどはその発情期特有の独特な臭いを、感じ取ることがあるかもしれません。
乳白色ならばそれは自然なことなので問題はないですが、その分泌液が黄色だったり赤かった場合や、4日に1度の発情期を無視してずっと分泌液を出し続けてる場合は病気になっている可能性があるので、早めに病院に連れていきましょう。
♢ハムスターが血を出しているときは病気なの？
ハムスターには生理がないため、血が出ているということは、どこかしら怪我をしているか、病気になっていると判断することができます。
生殖器付近または生殖器から血が出ているときは、子宮内膜症や子宮蓄膿症などの生殖器系の病気、もしくは膀胱炎や尿路結石などの排尿経路系の病気だと考えられます。
また少しの出血でも続いている場合は体温が下がりやすく、体の小さなハムスターにとって体温の低下は大変危険です。
なので出血しているのを見つけたら、例え少ししか出ていなくても、出血を1回しか確認出来なくても、体内では大量に出ているかもしれないので動物病院に連れていきましょう。
♢生理食塩水について
・生理食塩水とは？
体液とほぼ同じ浸透圧の塩化ナトリウム水溶液のことです。生理食塩水は鼻に入っても痛くなりにくいです。そにため鼻から入れて口から出す、鼻うがいと呼ばれるうがい方法があるのですが、それは生理食塩水を使うので鼻が痛くなりにくく、風邪予防に効果的だそうです。
怪我をして傷口を水で洗うとしみるのも、生理食塩水を使うとしみにくくなります。
簡単に言えば、体への刺激が少ない優しい水のことですね。
・生理食塩水の作り方
人間にも使えますし、ハムスターにも使えます。
必要な材料は、水と食塩だけです。
生理食塩水の濃度は、生物によって異なりますが一般的に、哺乳類に適した濃度は0.9%です。
0.9%濃度の食塩水を作れば良いので、分かりやすく言えば、1リットルの水に9ｇの食塩を溶かせば簡単にできます。
ただし、殺菌が繁殖するのを防ぐため、作り置きはせず使い切る必要があります。
作る量は少なめにして方が良いでしょう。
500mlの水に4.5ｇの食塩という分量が作りやすいかもしれません。
また、水は不純物を取り除くために、10分から15分ほど沸騰させて、人肌くらいの温度に冷ましたものを使います。
清潔な容器に必要量の水と食塩を入れ、食塩が全て溶けるまで混ぜたら完成になります。
生理食塩水の使い方は
- 目やにを取り除く
- 傷の洗浄
- 幹部の完走防止
に使うと良いでしょう。
簡単に作れるので皆さんも試してみてはいかがでしたでしょうか。
♢まとめ
ハムスターの生理についてと、生理食塩水についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？
ハムスターに生理がない理由はわかりましたか？少し難しい内容になってしまいましたが理解していただけたら嬉しいです。
ハムスターが少しでもおかしいと思った時は、躊躇することなく動物病院につれていって診察してもらいましょう。
