ハムスター雑学

ハムスターが甘噛みする理由とは?痛くない程度の強さの心理についても

皆さんはハムスターを手のひらに乗せた時などに、甘噛みされたことはありませんか?動物はよく加減してくれて、甘噛みで飼い主さんにかじることが多いと言われています。

では、どうしてハムスターは甘噛みをしてくるのでしょうか?

また噛まれた時の対処法なども詳しく説明していきたいと思います。

甘噛みとは??

甘噛みといってもいろいろあります。ちなみに、甘噛みとは、甘く噛むことではなく、甘えて噛むということです。

その甘噛みにも種類があります。

・仲間同士でコミュニケーションを取るときに噛みます。しかしハムスターは、噛んでコミュニケーションをとることがあまりないので、この甘噛みの可能性は低いでしょう。

 

・乳歯から永久歯に生え変わる際に、むず痒くなり噛みます。だからおっぱいを吸うように、ずっと噛みます。ハムスターの乳歯は授乳中に抜けてしまうので、噛まないというわけです。

 

・肉食動物などに多いのですが、噛む強さを覚えるために噛みます。犬やフェレットがこのようなことをしますが、噛む強さを覚えると噛まなくなります。

 

このようなことを甘噛みといって、肉食動物や群れで生活する動物に見られる行動で、ハムスターにはほぼ関係のないこと、というのがわかります。ということは、ハムスターが噛じるというのは、嫌がっているということになるのです。

 

ハムスターは人間を噛みません!

ハムスターは噛みます。それは、人間も同じですよね。ハムスターのチャームポイントである前歯は、食べ物を食べるためにあります。何か別の物を噛じるために生えているわけではありません。飼育書にも、ハムスターは噛むのでかじり木を与えること、と書かれています。十分な硬さの餌を与えていると、歯が伸びすぎることはありません。かじり木をかじって壊したりすると、壊す楽しさを覚えてしまう可能性もあります。また、かじり木で歯を痛めてしまうこともあります。そのため、硬い餌を与えていた方が良いのかもしれないですね。

適度な堅さの餌と、ストレスのない快適な環境作りができていたら、ハムスターは餌以外のものをかじらないのです。

ひまわりの種や、ミルワームなどのカロリーの高いものを与えすぎると、ハムスターはよく走り回り、ゲージを噛むようになります。また肥満の原因にもなりますので、適量を守って与えるようにしましょう。

 

ハムスターの噛むパターン

イライラして噛む

これはハムスターの気持ち的にイライラた時のパターンになります。特にハムスターが繁殖期を迎えている場合に、オスメスともに気が荒くなります。ゲージの近くにメスや別のオスのゲージが置かれている場合、その匂いでハムスターの気が立ってしまうことがあります。繁殖期に限らず、基本的にハムスター同士のゲージは近くにおかないようにしましょう。

手乗り中に噛む

ハムスターを手の平に乗せている時に噛むというのはよく聞くパターンですね。ハムスターが軽く噛んでくるだけならば、これは何とかしてほしいという合図になります。高いところから降ろして欲しいなどと飼い主に訴えている状態になります。そして例え甘噛みだとしてもしっかりと手洗いと消毒をするようにしましょう。

餌を与えた時に噛む

ゲージ越しなどで餌を手渡そうとしたときに噛まれた方も多いと思います。あまりにお腹が空いていると餌と間違えて指を噛むこともあります。また、いくら飼い主とはいえ、ハムスターは基本的に臆病な動物です。餌を食べている時はいつ狙われてもおかしくない、という状況という緊張で、間違えて指をかじってしまうこともあります。

ゲージに手を入れると噛む

この場合は、ハムスターがビックリして反射的に噛んでしまったという場合にはまだ良いのですが、ゲージに手を入れることで、ハムスターが手に向かってきて噛まれたとなると、少し事態は深刻かもしれません。

本来、縄張り意識が強いハムスターなので、自分の縄張りであるゲージ内に異物が入ってくることは好みません。

しかし、飼い主さんとしっかりと信頼関係が築けていれば攻撃的に噛んでくることはありません。

なので、ゲージに手を入れると噛んでくるという場合は、ハムスターとの付き合い方、接し方を見直すことをおすすめします。

まとめ

ハムスターの甘噛みについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

甘噛みはなんだか、悪いイメージがない人が多かったのではないでしょうか?

しかし実はその理由も、ハムスターの気分だったり、飼い主さんの原因だったりするのです。

 

もし万が一の場合、噛まれた時はびっくりしてしまうと思いますが、大声を出さず、ハムスターを振り払ったりしないようにしてください。

間違えて噛んでしまったり、恐怖から噛んでしまっているのです。

そして、繰り返し噛み続いてくる場合には、甘噛みではなく別の原因が考えられますので、接し方や飼育環境を変えてみることをおすすめします。

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